「おー、晴れてる晴れてる。」
学校の屋上で、曲がりきった背中を思い切り伸ばす。綺麗な青空を見上げるとな
んとも気分が良い。このところずっと雨で、部活なんてもんは出来るはずもなく
部員みんなのイライラがピークに達していた。これで怒りの矛先が私に向けられ
る事が無くなった訳だ。あー、よかったよかった。
「あれ、だCー」
「あ、ジロちゃん。」
私の頭上から声がふってきた。サボり常習犯の芥川慈郎くん。どうやってあんな
所までのぼっていったんだろう。ていうか、アレだよね。こんな事に体力使うな
ら、ちゃんと授業を受けなさいよ。あ、私もか。
「ねー、どうやってあがったの?私も行きたい」
「んとねー、そのドアの上のところに手を掛けて、よいしょって」
「無理!」
私には生憎そんな筋力ないからね。しょうがないなー、ってジロちゃんは私でも
のぼれるようにハシゴがかけてある所に連れてってくれた。最初からこっちのル
ートであがらせてよ。
そんな私の心を読み取ったのか、あははーと気の抜けたような笑いを浮かべて、
ごろんとその場に寝転んだ。それにつられて私も隣に座る。
「、サボりー?」
「違うよ、休憩。」
「じゃあ、俺と一緒だCー。」
「ジロちゃんはサボりでしょ?」
「違うよ。」
「嘘?」
「嘘。」
「素直でよろしい」
その後、もサボりでしょ、って言われたから「うん。」って答えた。素直で
よろしい。
でも多分、ジロちゃんは部活が終わってすぐにここに来て、気が付いたら寝てた
んだと思うけど。
「、今何校時目?」
「4校時。ジロちゃんのクラスと私のクラス、合同体育だよ。」
「持久走でしょ。」
「え!?何で?」
「がサボってるから。」
「正解…!」
さすが、マイ・ベストフレンドのジロちゃん。いやはや、幼なじみってのも良い
ね。いや、ジロちゃんだったからかも。これが跡部とかだったら…。きっと毎日
こき使われてたんだろうなぁ。考えただけで気持ち悪くなってきた。おえっぷ。
「ねぇ、」
「んー、なにー?」
ジロちゃんの呼び掛けになんとも気の抜けた返事を返す私。
「寝てEー?」
「あんまりよくない。」
もうすぐお昼休みだよ、と私が付け足すとすでに半分閉じている目をこすって起
き上がったジロちゃんはふわふわしていてまるで羊みたい。キレイな色の髪の毛
が太陽に照らされてキラキラ光っている。私も髪染めようかなー、なんて考えて
いたら4校時終了のチャイム(もとい昼休み開始のチャイム)が鳴った。
「よしっ!お弁当持ってくるCー!」
「あ、私も。」
私達は、走り出した。
Sunny!
(こんな晴れた日は、サボってみるのもいいかもしれない。)
――――080228
気づけば2万打…!ありがとうございます、ホントに。更新率が恐ろしく低くて申し訳ありませぬ(土下座)不束者ですがこれからも宜しくお願いします(笑)