私は貴方に出会った瞬間、もう貴方なしじゃ生きられなくなっていた。貴方の、髪をかき上げる癖。私をとらえる青い瞳。私を抱き寄せる優しい手。私の名前を呼ぶ甘い声。貴方のすべてが私を狂わす。乱す、快楽へと導く。私はどんどん貴方に堕ちてゆく。後戻りは、出来ない。するつもりなどないけれど。そして私は今日も快楽を手にする。
「。」
「なに?」
名前を呼ばれると、私の思考は停止する。脳が、甘い、甘い、アイスクリームが溶けていくみたいになって。もう、何も考えられないくらいに、貴方を求める。
「さっきから、ボーッとしてるぞ。」
「うん、考え事。」
「あーん?何の事だ。」
「景吾の事。」
貴方を求めれば求めるほど、私は貴方に溺れていく。貴方の小さなため息さえ、私をかき乱す材料にしかすぎない。貴方は、こんなにも私の中の大きな存在になっている。きっと気づいてなどいないだろうけど。
「可愛い奴。」
あぁ、私はまた 貴方に堕ちてゆく。
ドラッグ
(私にとって貴方の存在は薬のよう。)
――――080104